【アメリカ大学院合格率を上げる!?】研究室訪問について

UCSDのシンボル「ガイゼル図書館」



こんにちは。

スタバでブレンドコーヒーを頼んだらエスプレッソが出てきました。苦い。。

さて、大学院合格に向けて記事を書こうと思っていましたが、TOEFLやGRE攻略法など多くの人がいい記事を書いているので、それらに関しては知りたい人はGoogle検索してみればいいと思いました。そこで、あまり多くの人がやっていない研究室見学の仕方について書きます。

概要に関しては

こんにちは、全記事は引越しの挨拶でしたので、これから本格的に記事を書いていきます。 とりあえず当分はアメリカ大学院への出願までの道...

に書いたので、そちらを参照してください。

私が出願を始めたのは、すでに社会人になってからですので、アカデミック、特にアメリカのアカデミックにコネクションはありませんでした。そこでアメリカの大学に研究室訪問をして「こいつやる気あるな」と思わせれば、印象に残るのではないかと考えました。幸い仕事がGWやお盆に長期休みを取れるところだったので、そのタイミングで行きました。メーカーは工場などの都合で、長期休みが取れるところは多いのではないのでしょうか。

アメリカの大学にくる日本人は(中国人や韓国人、最近だとインド人に比べて相対的に)少ないらしく、アピールになります。



私はGWに西海岸、お盆にボストンとシカゴに行きました。それぞれ大学キャンパス見学と研究室訪問をしてきました。そのためにやったことをまとめます。


【行く前】アポをとる

タイミングとしては1、2ヶ月前がいいと思います。あんまり早すぎると教授側の予定が未定や忘れられることがあったり、遅すぎると旅程を立てるのが難しかったり、航空券が高くつきます。あとは旅程に無理がないように。アメリカは予想以上にでかいし、キャンパス自体も予想以上にでかいです。「せっかくOKをもらっ他のに移動時間を考えてみたら無理だ。。。」ってことがないようにしなければいけません。同じ大学内で複数研究室見学ができればベストです。連休でいける範囲の検討としては、同じ大学内→同じ都市内→同じ州内→同じ地域内と少しずつメールを送る範囲を広げて、返信の状況と志望度を見つつ旅程を決めるのがいいのかと思います。

あと、教授にメールを送る際には秘書さん(アシスタント)にもccでメールを送る。そうするとスケジュールの調整をしてもらえたり、代わりに返事をもらえることがあります。


【訪問当日】研究室でアピールする

研究室訪問でやることは主に二つ。「教授と面談」と「実験器具や装置の見学」だと思います。

「教授と面談」は気合い入れて臨みましょう。今までの研究をスライドにまとめてプレゼンするできるくらいにして、自分をアピールするのが大事。あと、研究室での最近の論文とかを読んで質問までできればGOOD。自分のGREやTOEFL、奨学金の応募状況や、研究室に入ってからのお金の話など、聞くことやアピールすることもしてもいいと思います。

一番綺麗な型は

「私はこういう研究をしてきました」→「今あなた(教授)の研究ではこういうことをしていますよね?」→「私の研究経験でこれを調べたら、もっと面白いデータ取れます」

かと思います。理想ですが。



「実験器具や装置の見学」はおそらく学生やポスドクの人が案内してくれます。その時には、学生生活や研究室の雰囲気、教授の指導方法など一緒に聞くのがいいと思います。


【終わったあと】お礼

訪問のあとでお礼のメールをしときましょう。訪問後もことあるごとにメールでやり取りすれば、先方の印象に残ると思います。


【最後に】私の旅程

GW@西海岸

北京経由でサンフランシスコへ



サンフランシスコ
  • UC Berkeley(キャンパス見学のみ)
  • Stanford(研究室見学も)
↓飛行機

サンディエゴ
  • UC San Diego(研究室見学も)→ここに受かりました
↓鉄道

ロサンゼルス
  • Caltech(キャンパス見学のみ)


ホノルル経由で帰国


お盆休み@ボストン&シカゴ

シカゴ経由でボストンへ



ボストン
  • MIT(キャンパス見学のみ)
  • Harvard(キャンパス見学のみ)
↓飛行機

シカゴ→(バス)→インディアナ
  • Purdue(研究室見学)
インディアナ→(バス)→シカゴ



帰国



どちらも観光しながら行きました。半分くらいは観光でしたが。カリフォルニアはまあまあ時間的に無理はなかったんですが、シカゴ&ボストンは体力的にきつかったです。やっぱアメリカはでかいです。。。


まとめ

アメリカ大学院出願において、研究室見学は必須ではないですが、これから長く付き合う研究室や設備、住む街の雰囲気を知るのは大事だと思います。そして何より、コネもない、TOEFLやGREのスコアも低い私にとって自分をアピールするためにとった最終手段でした。その分金が飛びましたが、いくらTOEFLに金を払いまくってスコアをあげても受からないこともありますし、目的の達成のためには手段を選んでいる場合ではなかったです。参考になるかはわかりませんが、国際学会に出るついでに行くということもできるかと思うので、学生の方にも参考になれば幸いです。