アメリカ大学院への道のり


こんにちは、全記事は引越しの挨拶でしたので、これから本格的に記事を書いていきます。
とりあえず当分はアメリカ大学院への出願までの道のりを書いていきます。
(続けばいいな。。。)

大学院出願から合格までのスケジュール

私が2018年秋開始のPh.D.プログラムに出願した時のスケジュールです。
私もアメリカ大学院に入った人の体験談など数多く読みましたが、ほとんどの人はだいたいこんな感じのスケジュールだと思います。学生でも社会人でも同じです。


ただし、私の場合忙しいのを言い訳に、ほとんどの申請などを期限ギリギリで切り抜けました。「奨学金や入学の審査は書類が届いた順に行われる」との噂も聞いたことがあるので、合格の可能性を高めるためにも、早くに準備するに越したことはありません。根拠はありませんが、ベストなのはそれぞれの募集の締め切りにターゲットを合わせるのではなく、募集開始時期には応募できるのがいいと思われます。例えば奨学金の募集が5月初〜8月末の場合には4月中に書類の準備をして、5月にはすぐに応募できたらベストですね。

以下にそれぞれの説明を書いていきます。詳細は後ほど別記事で書いていければいいなと思います。約束はできませんが。。。


TOEFL 〜5月までに終わらせるべし!

これが一番苦労しました。

大学院に出願するために要求されるスコアは違いますが、だいたい100点あればトップ校と言われるところでも十分だと思います。アメリカの大学院でもIELTSを要求してくるところもまれにあります。また、学部ごとに要求スコアやテストの種類(TOEFL or IELTS)が違う場合があるので、ぜひいきたい大学院があれば先に調べておくといいと思います。決まっていないのであればとりあえずTOEFLでいいと思います。IELTSの方が比較的点を取りやすいとの噂もありますが、真偽はわかりません。大事なのはどっちかに集中して、さっさと必要スコアをとってしまうことですね。

ただ、結局私は100点を取れませんでした。でもなんか受かりました。(大学の要求スコアは90でした)

基本的にここの勉強とテストを受けるのに時間がかかるので、留学を意識した瞬間からとりあえず受けておくのがベストです。私は8月まで引っ張りましたが、5月時点で100点を取れているのが理想だと思います。


GRE (General) 〜夏前までに終わらせるべし!

非ネイティブのみが提出するTOEFLと違って、GREは出願する人全員が受ける必要があります。アメリカ版センター試験みたいなものです。詳細はググればわかりますが、科目としては国語(英語)、数学、ライティングです。レベルとしては、国語→ゲキムズ、数学→満点狙い、ライティング→つらい。。。です

私はTOEFL対策でほとんど時間を使ってしまったので、ほとんど対策する暇もなく、数学以外はほぼ最低スコアでした。でも受かりました。これに関しては奇跡と言えるでしょう笑

たぶんですが、夏前に終わらせればその後の応募書類準備に集中できると思います。(ただ、目標スコアもわからないし、やっても伸びない場合は諦めるのも手かと思いますよ。)


奨学金出願 〜募集開始とともに応募すべし!

アメリカは学費がめちゃくちゃ高いので、奨学金は必須です。日本でも返済不要の給付型奨学金のプログラムがいくつかあるのでそれに応募することになります。奨学金を持っていれば、合格率もかなり上がります。というのも、日本と違い、アメリカ大学院で教授が学生を「雇う」のが普通です。なので、すでに奨学金を持っている学生は給料や学費の負担がないため、教授からしてみればめっちゃオイシイ学生なわけです。あと、自分で金を引っ張ってこれる能力の証明にもなります。早めに準備して出願するのがいいと思います。

私はいくつか奨学金のプログラムに応募しましたが、全落ちしました。でも大学院には受かりました。「じゃあ学費は自腹かよ!」と思うかもしれませんが、そこはなんとかしました。金に関しては、別記事で書こうと思います。


研究室訪問 〜たぶんやった方がいいよ

必須ではないけれども、できればやった方がいいと思います。特に学会に行く機会がなく、大学の先生とコンタクトが取れない人は合格確率を上げるために、やるべきかと。私は幸いにも、GWと夏休みに十日ほど長期休暇が取れる会社だったので、GWにカリフォルニアの大学、夏休みにボストンとシカゴ周辺の大学に行きました。

ぶっちゃけこのおかげでUC San Diegoに合格できたと思っています。高い金出して航空券を買っておいてよかった。。。世の中は金ですね。


Ph.D.出願 〜9月に応募するといいかも

いよいよ各大学院に出願です。大学により異なりますが、9月〜12月に出願期間が設定されるのが一般的だと思います。基本的にWEBで出願します。一番時間を使うのがStatement of Purpose(SOP)というエッセイです。志望理由書で、もちろん英語で書きます。ちゃんと書くのに一ヶ月くらい使いました。他にも大学時代の成績を用意したり、学位を持っている人は証明書を準備したりするので、意外に時間がかかります。特にすでに卒業して大学を離れている場合は、大学の事務に申請をして、必要な書類を発行してもらわなければいけないので、その分時間がかかります。早めが一番。


Skype面接 〜ラストスパート頑張れ!

大学によっては面接があります。今まで研究をしてきた人はどんな研究をしたかを話すしかないかと思います。ここはそんなにヘタこかなかった。はず。。

面接の案内が来る時は、少なくとも合格ラインにいると思っていいかと思います。先生方も忙しいので。なので、ラストスパートと思って頑張ってください。


合格通知

私の場合は2月末にメールできました。しかも誕生日でした。ただ、迷惑メールフォルダに入っていたので気づいたのは3,4日経ってからでした笑

でも、とにかく嬉しかったです。


まとめ

私の場合の、合格までのスケジュールをまとめました。合格までの道のりは人それぞれで、しかもスタートラインが違うことも多々あるので、ベストな道はこれ!とは一概には言えません。ましてや、私はほぼすべてのイベントを失敗してきたので、むしろよく受かったなと思います。こんな私でも合格できたので、今苦労している人には、「こんな奴でも受かったんだ」という勇気と安心を届けたいです。ガンバってください。