カリフォルニアでバイクに乗る【免許編】


サンディエゴで乗っている愛車XT225(日本名:セロー225)



こんばんは。先週に試験と今週に指導教官との研究ミーティングが終わり、ようやく夏から続く山場を(結果はどうあれ)越えたので、またブログを書きます。

こちらは大統領選でいろいろ盛り上がっていますが、別にここで主張したいものがあるほど立派な政治理念などないのでどうでもいいこと書きます。

ということで、今回は「カリフォルニアでバイクに乗る」についてシリーズで書いていきます(続けばいいけど)。今回は免許編で、次回はバイク購入検討編と実際の購入編を書ければいいと思います。

カリフォルニアでバイクに乗るときにネットでいろいろ調べたのですが、車の免許や購入に比べて、バイクの記事はほぼ一つか二つくらいしか見つからなかったので、参考になれば幸いです。また閲覧数が伸びればいいな、とちょっと期待しています。ただし記事に書いた情報は2019年の10月~11月時点ですので、そこはご理解ください。(そんなに変更はないと思います)

免許の取り方

カリフォルニアでのバイクの免許の取り方は2種類あって、これはほぼ日本と同じです。
  • DMV(免許センターみたいなところ)で一発試験
  • 民間の教習所で練習して筆記と実技試験→DMVで筆記試験
です。前者の場合、車両は自分のを持ち込みです。カリフォルニアもしくはアメリカの意味わからないところは、バイクの免許がないのにどうやって(合法的に)バイクに乗ってDMVに行けばいいのか、ということです。仮免許みたいな制度があったような気がしますが、わからないので興味ある人は調べてください。ただ、制度的には本当に意味が分かりません(笑)。ただし、日本人を含む外国人は国際免許があるので、一応合法でいけます。(なんなら日本の免許でも車やバイクが運転できると聞いたこともありますが、これに関しては自己責任で。)

詳しくは下で説明しますが、私は後者でやりました。私は日本でも免許があって一時期はバイクにも乗っていたので前者でも能力的には可能でしたが、当時は自分のバイクがなかったことと、技術だけでなくアメリカでのバイクの運転ルールやマナーを学びたかったので、こちらを選びました。免許取得費用でいえば前者のほうが安い(多分何十ドルか)ですが、後者では確か200ドルくらいでした。ちなみに日本と違い、DMVの一発試験はめちゃくちゃ簡単で、DMVの駐車場の一角に描かれた丸と線に沿って低速で走るだけというものらしいです。多分Youtubeでも見つけられるかもしれません。

あ、私はCM1というライセンスを取りました。これはいわゆる「バイク」を運転できるものでCM2は小型限定みたいなくくりだった気がする。(これも筆記試験に出るので、免許を取る人は良く勉強しておこう!(笑))

民間の教習所

私はInland Valley Motorsports Trainingというところで座学と実技の講習を受けました。多分「住んでいる場所」+「motorcycle」+「training」で検索すればどこかしら出てくるでしょう。免許用の講習以外にも安全講習や大型のトレーニングをやってたりするので、間違えないようにしましょう。私の場合土日のコースでどちらも午前が座学、午後が実技で完結するものでした。私の時は、参加者は10人程度で、若めの人が多かったです。女性もいましたが、外国人は私以外誰もいませんでした。もちろん教習はすべて英語です。

座学

座学は2日間で詰め込みでやるので、朝7時半か8時集合で昼12時くらいまでと、休日は大体朝寝をしている大学院生にはきついスケジュールでした。場所はハーレーダビッドソンのディーラーの2階の会議室みたいなところを間借りしてやっていました。講義のやり方としては、パンフレットみたいなものを教科書に、パワポを使いながら教官が説明する感じです。たまに受講生に質問などもしますが、日本の教習とスタイルはそこまで変わりません。英語もまあ何となくわかりました(もともと前提知識はあったため)。2日目の最後の一時間は択一式の復習テストがあり、なんとか合格できました。ちなみに、正式な試験はDMVでやるので、ここで落ちたらどうなるかはわかりません。

実技

実技の練習は、野外ホールとか遊園地に隣接したでかい駐車場にパイロンを置いてやりました。バイクはもちろん、ヘルメットも貸し出しがあります。ただし、バイクを購入するつもりならヘルメットをあらかじめ購入しておいたほうがいいかもです。私はレンタルしたヘルメットが頭に合わな過ぎて、講習中頭痛になったので。あと、手袋(バイク用)とくるぶしが隠れるブーツ、長そでの服は自分で持参です。貸し出すバイクは125㏄か250㏄の日本メーカーのネイキッド?みたいなのがメインでした。125でいうとグロムみたいな小さいのです。

講習自体は日本のバイク教習をクリアした人なら余裕です。最初はほんとにクラッチをつないで発進するレベルからです。日本の教習では特に低速域での鬼の半クラを死ぬほどやらされますが、こちらでは低速といっても流すレベルなので、倒す心配もないです。日本と違って一つ特徴的だったのは、30キロくらいのスピードをキープしてカウンターステア(ハンドルを曲がる方向と逆向きにすること)の練習をしたことです。日本では教習所の広さの関係か、あまり中高速域での対応を学ぶことはなかったので、参考になりました。最終試験も日本の免許を持っている人は余裕ですが、初めて乗った人の中には落ちた人もいます。ただ落ちても(たぶん)また受けられるので大丈夫だと思います。

DMVでの筆記試験

教習所で合格をすると後日郵送で合格証明書みたいなものをもらえるので、それをもってDMVに行きましょう。ホームページには予約を取るところがありますが、そんなものは無視して直接行きましょう(どうせ直近では予約などとれません)。また、時間の都合が合えば夕方あたりに行くのがいいと思います。ほかのブログなどで朝一で並んでDMVに行った、などと書いてありますが、朝はどこから来たのかわからない人で混みます。もちろん待たされます。夕方なら運が良ければそんなに待つことはないでしょう、たぶん。

話を戻すと、筆記試験は現在はPCを使ったタッチパネル式になっています。日本語が使えたかは忘れましたが、私は英語で受けました。車のときは日本語で受けましたが、今回は教習所で英語で習ったので、いちいち日本語にするのがめんどくさくて英語で受けました。また、これは教習所の教官に聞いた話ですが、車の免許取得から一年以上たっている場合、バイク特化の試験に加えて車のほうの筆記試験も受けさせられるらしいです。該当する人は車のほうも忘れずに勉強していきましょう。

最後に

バイクの免許取得に関してはこんな感じです。車に加えてバイクの免許を取ると、免許が更新されるので、車の時に写真を失敗した人にはチャンスです!(私は逆に変になりましたが。。。)
ではまた